格安SIMはどう選ぶ?昼の速度とデータ量で決まる3つの分岐
2026年7月27日・ためてこ編集部
「格安SIM、安いのは分かる。でも種類が多すぎて選べない」
——選べないのは当然です。料金表を全部見比べたら日が暮れます。でも実は、選ぶときに効く分岐は3つだけ。そこだけ決めれば残りは絞れます。
料金の細かい数字は変わるので追いません。代わりに「自分はどのタイプか」を決める分岐を、盛らずに整理します。
この記事の結論
格安SIM選びは ①昼の速度が要るか ②月のデータ量 ③通話をどうするか の3分岐でほぼ決まる。失敗の最大原因は「平日昼の速度」の見落とし——ここを許容できるかで、安さ最優先の MVNO か、速度が安定するサブブランドか、が分かれます。
まず「3タイプ」の違いを知る
格安SIMは大きく3つに分かれます。ここを混同すると選べません。
| タイプ | 回線 | 平日昼の速度 | 料金 |
|---|---|---|---|
| 大手キャリア本体(ドコモ等) | 自社 | ◎ 安定 | 高め |
| サブブランド・オンライン専用 (ahamo / povo / LINEMO / UQ / Y!mobile / 楽天) | 大手と同じ回線 ※楽天モバイルは自社回線が主体。auネットワークのローミングは一部地域で2026年9月30日までの提供予定(KDDI公式、2026年8月9日確認) | ○ 昼も比較的安定 | 中 |
| MVNO (mineo / IIJmio / 日本通信 / HIS など) | 大手から一部を借りる | △ 平日昼に落ちやすい | 安い |
ポイントは MVNO は回線を"借りている"こと。だから利用者が集中する平日12〜13時台に速度が落ちやすい。価格.comの実測比較でも、昼はサブブランドの方がMVNOより速度が安定しやすい傾向が報告されています(実際の数値は時間帯・エリア・事業者で大きく変動するため、契約前に各社・比較サイトの最新実測情報をご確認ください)。
分岐①:昼に重い通信をするか
ここが最初で最大の分岐です。
- ◎ 昼に動画・ビデオ会議・大きいDLをする(外回り・在宅ワークで昼も使う)→ サブブランド系が候補。料金差と「昼つながらない」リスクを比べて選びます。
- ○ 昼はLINE・ニュース・地図くらい→ MVNOで十分。多少遅くても実用に困らない帯域なら、料金差のメリットが勝ちます。
「とにかく最安」で MVNO を選んで、昼に遅くて後悔——が一番ありがちな失敗。自分が昼に何をするかを先に決めるのが正解です。
分岐②:月のデータ量
料金差が出やすいのが小容量帯です。まず直近3か月の平均データ使用量をスマホの設定で確認してから選びます。
| 使い方 | 目安 | 向くタイプ |
|---|---|---|
| 外ではLINE・ニュース・地図中心 | 〜5GB | 小容量MVNO(料金を抑えやすい) |
| そこそこ動画も見る | 10〜20GB | MVNO中容量 or サブブランド |
| 外でも動画をよく見る/テザリング多い | 20GB〜無制限 | サブブランド・楽天・povoトッピング |
たとえば小容量帯には、日本通信SIMのように少容量のプランもあります(具体的な容量・料金は変わるので各社公式で確認)。大容量が要らない人は、小容量プランで料金を抑えられる可能性があります。
分岐③:通話をどうするか
- ○ 通話はほぼLINE通話→ かけ放題は不要。データ重視で選ぶ。
- △ 電話をそこそこかける→ 5分/10分かけ放題オプションで足りるか確認。
- ◎ 長電話が多い→ 完全かけ放題が安い事業者を軸に。povo はトッピング式で必要な時だけ足せるなど、事業者ごとにかけ放題の形が異なります。実際の月額は各社公式で比較を。
乗り換えの手順(そのままどうぞ)
- 直近3か月の平均データ量を確認(スマホの設定→モバイル通信)。
- 上の3分岐で「サブブランド系か/MVNOか」を先に決める。
- 今の会社でMNP予約番号を取得(または「MNPワンストップ」対応なら不要)。
- 新しい会社に申し込み→SIM到着 or eSIM開通→回線切替。
- 切替後にデータ通信・通話・SMSが使えるか確認。開通時間は事業者や手続きによって異なるため、各社の案内に従います。
解約金・最低利用期間などの条件は事業者や契約内容によって異なるため、申込前に確認しておくと安心です。
まとめ:分岐を先に、料金は後で
| 分岐 | → サブブランド系 | → MVNO |
|---|---|---|
| ①昼の速度 | 動画・ビデオ会議をする | LINEや地図程度 |
| ②データ量 | 20GB以上 or テザリング多 | 〜10GB程度 |
| ③通話 | 長電話あり・完全かけ放題 | LINE通話で足りる |
格安SIMは「一番安い会社」を探すゲームではなく、「昼の速度・データ量・通話」で自分のタイプを決めるゲーム。タイプさえ決まれば、候補は数社に絞れます。
通信費は毎月かかる固定費。ここを一度下げると、その差額はずっと効きます。浮いたお金を何に回すかは、家計戦略のハブでまとめています。
👉 投資原資が増えない時代の家計戦略──浮いたお金を元手に変える
出典:価格.comマガジン「格安SIM&メインキャリアの通信速度ランキング! 人気14回線を徹底検証」等の通信速度実測比較。速度は時間帯・エリア・計測時期で変動し、料金・プランは各社が随時改定するため、契約前に各社公式・最新の実測情報をご確認ください。